《肘の腱鞘炎はどうすれば?》
先日「家事(家の中の片付け)をし過ぎて、肘が痛い!」と言ってご来院されたAさん。
なんでも肘が痛くて、マグカップが片手で持てないそうです。
専門的には、この疾患は「上腕骨外側上顆炎」というもの。
いわゆる「バックハンドテニス肘」と言われるものです。
つまりテニスのバックハンドのような振りの時に肘の外側(親指側)
が痛くなるというものですね。
反対に肘の内側(小指側)が痛くなるものは「上腕骨内側上顆炎」で
「フォアハンドテニス肘」と呼ばれるものになります。
またゴルフをする時にも同様の痛みが出ますので「ゴルフ肘」とも言います。
これをどう治すか?
実は肘が痛いと言いますと、ついつい肘を矯正したり
直接マッサージや整体施術をしてしまいがちですが、それでは治りません。
原因は肘にくっついている筋肉(しかも深部の筋!)の硬直があって
それに肘関節がグイーンと継続的に引っ張られて、炎症を起こしてしまっている事にあるのです。
だから正解は、肘にくっついている筋肉上のシコリをすべて、たどっていって
それを1つ1つ、丹念に整体でも鍼灸でも、どんな施術法でも構わないので
取り去ってしまう事です。
その際にインジケーターとなるのは「肘関節の圧痛部」です。
肘周りのコリを押した時に、この圧痛が緩む所が、効果のある整体施術ポイントです。
Aさんも最初は、おっかなびっくりモノを持ち上げていらっしゃいましたが
今では、2日に一回も!
ご来院されるまで、当院の施術を気に入って頂けました。
(今では、驚くほど良くなられていますよ!)