《うつ病の対策法》
◎今回は「うつ病の対策法」についてお話させて頂きますね。
《対策その1 “セロトニンを取る”》
うつ病は疲れによりセロトニンが減少し、脳内の神経伝達物質の働きが
悪くなる事によって起こります。
ですので、セロトニンの原料となるアミノ酸のトリプトファン
(卵の白身・はちみつ・バナナ・大豆製品)などを取ると良いです。
《対策その2 “環境をいきなり変えない”》
うつ病の人は会社をやめたり、引っ越しやなど環境を突然に変える事を
しない方が良いようです。
(もちろん、気分が変わって、それがきっかけで快方に向かう場合もあるのですが
人に寄りますので、徐々にやっていくのをお勧め致します。
(いきなり会社を辞めるよりは1クッション置いて
“ひとまず休職をする“ようにする方が良いです。)
《対策その3 “カウンセラーの費用など医療費はは公的補助を
フルに使う“》
◎以下の3つを憶えておくと良いでしょう。
(※ただ法制度は、どんどん変わっていきますので注意。市区町村の役所などに確認するようにしてください。)
1、障害者自立支援法で薬代が1割負担になります。(市区町村の精神保健福祉が担当となります。)
2、カウンセラーの費用も保険が適用できます。(医師の診断書が必要)
3、市区町村の保健センターが利用できます。(地域によります。)
《対策その4 “日記をつける”》
日々、心に浮かんだ事などを日記に書くのは”認知療法”
(自分の考え方のクセを知り、ストレスを減らすような行動や考え方などを導き出す)
の一種となり効果があります。
《対策その5 “できる事とできない事を明確にする”》
うつ病の人に対して、まず「できる事」と「できない事」をはっきりとさせます。
そしてできる事は自分でやらせるようにします。
できない事は無理してやらせない。
この区別が非常に大事です。
(つい、何でもかんでも周りの人がやってしまいがちになりますので。)
《対策その6 “あせらない・自分を追い詰めない”》
うつ病の人は寝ている時はエネルギーをチャージしている時と思って下さい。
(ある程度、放っておく方が良いです。睡眠はしっかり摂った方が
快方に向かいやすいです。)
うつ病の人が良くなるには最低でも6か月、大体多くの場合2,3年かかります。
長い場合は7~10年の人もいます。
時間がかかるのは辛いですが、長期化してもあせらない事が大切です。
うつ病は、薬が効いていったん良くなったように見えても
またすぐに悪くなったり安定しない事が多いです。
ですので日々の変化に一喜一憂しない事です。(長い目で見て全体的に良くなって行けばよいのですから。)
そして、うつ病は実は治りかけの時が一番危ないのです。
(躁と鬱の落差に苦しむからです。)
家族もこの時期は注意して見守るようにしましょう。
ではまた。