《首が後ろに倒れない人に足へ鍼を打ったら曲がるように!》
人間の身体とは、本当に不思議なものですね。
小学生の二人の男の子の世話で疲れ切って、ご来院されたSさん。
肩から首が非常に痛いとの事。(特に「肩井」という僧帽筋の中心にある部分が辛くてしょうがないそうです。)
首の動きの検査をしてみると、後ろにほとんど倒れない。
倒そうとすると首の真後ろから肩までがビーンと痛くなります。
こういう場合、そのビーンと痛いラインに鍼灸治療をさせて頂いても良いのですがずっと前に、長野式鍼灸のセミナーで一緒に組んだ先生から習ったテクニックを行なってみました。
場所は「肩井」あるいは「脇腹のポイント」そして太ももの内側寄りにあるツボ「血海」です。
この3か所のツボを押さえながら、首を後ろに倒してもらって、一番効果の出る場所に鍼を打つ!(もしくはお灸でも良いです。)
今回は血海を抑えると、一番、首が楽になられるようです。
→これ、患者さん本当にビックリするので、しらない鍼灸師の先生は是非試してみてください!
で、そこに鍼を打って、しばらく置いて再び首を後ろに倒してもらうと・・・。
「あれ?痛くない・・。えーっ!先生、何で-!!」
フッフッフ。
この瞬間が一番気持ち良いです。(笑)