《コリ(ゆちゃく)って何なの?正体は?》
(あなたの現在の体は“今までの人生・生き方”を表している・・・。)
良くおっしゃいますよね?みなさん。
「治療してもらった後は、良いんだけどすぐに戻る・・・。」
「どこへ行ってもその繰り返しで治らない。」
でもね。
実は・・・。その考え自体が“間違い”なんです。
コリ自体は、私の考えでは「筋肉を包む膜」が炎症を起こして表面がベタベタになって「くっつく(ゆちゃくする)」状態です。(物理的には。)
→重症になった方は「骨の周り」にも、くっついたりします。
(内臓の周りにも→これが重症化すると内臓のさまざまな不調や病気になります。)
そこで皆さんは
「揉んだり、鍼を打ったりすればコリは取れる。」
「休暇を取ったり、夜にゆっくり休めばコリはほぐれる。」
と、思うわけです。
ところが“真実”は、そうじゃないんです!
《コリ(ゆちゃく)は休んでも治らない!》
「最近、体がダルくて・・・。首肩・腰、全身の倦怠感が取れないんです。」
「おお!それは大変だ。休んで寝てなさい!」
で、会社をしばらく休んだり、休暇をとってゴロゴロしていれば“コリは自然と消えて無くなる”と思うでしょう?
でも、実際は「体の奥に引っ込んだだけ」なんです。
表面上は柔らかくなっても、体の奥深くにはあなたが人生で重ねてきた多くの疲労が“すべて蓄積されている”のです。
「その人の体は、それまでのその方の人生全てを表している。」
という治療業界の言葉があります。
だからその溜まりに溜まったコリを全て取り除くのは並大抵の事ではないんです。
人によって、その貯まり具合は違っていて「3000」の人もいれば「35万」とか「500万」「2億」の人もいます。(生まれてきてから経験してきた “苦労やダメージ”によって数値が変わります。)
《一回の施術で取れるコリは限界がある》
35万とか溜まっている人を一回の施術で3000とか5000取っていったとしましょう。
35万取れるまで、何回かかるでしょうか?
“本当の治療”とは、このようなものだと考えてください。
もちろん一回の施術で、いくつくらい取れるかは鍼の本数と治療時間で上下します。
ただヒドく体の疲弊している人に対して、その回復力以上に治療してしまうと逆にダメージを与えたり、日常に齟齬(そご)をきたしてしまう場合があります。
なのでそのあたりは理解していただく必要があります。
→1回あるいは3回〜5回くらいの施術で、その人が人生において積み重ねてきた“コリ”35万が取れるはずはありません!
「治療した後は良いけどすぐ戻る!」という方へ
《せっかく治療したのに“もどってしまう”の真実とは?》
以上の事から、もうお分かり頂けましたよね?
治療の後に、それまでの感覚が変わって
「軽くなった!」
「楽になった!!」
と言っても“35万のものが5000分、引かれただけ”なのです。
でもご安心ください。
当院の多数鍼は嬉しいことに「効果がドンドン蓄積」していきます。
多少の間は空けても戻る事はなくて、コリは施術を重ねるたびに“確実に減って”いきます。
→ただ自分が良くなっていく感覚を実感されたいのであれば、最初のうちだけでも週に1〜2回は治療をお受けになると良いでしょう。
同じ部分の痛みでも“病の深さ”によって症状は変わる!
《重症の症状に苦しむ方へ》
結局はあらゆる病の原因はコリ(ゆちゃく)なんです。
ただ厄介な事に、現象として表面に出てきているのは体にできているコリなのですが、それを作ってしまった原因は
“目に見えないもの”なんです。
分かりやすく言うと、
人生で重ねてきた「肉体的疲労」、嫌な事がたくさん起こって心の奥底にたまってしまった「精神的疲労とダメージ」。
これらが1000とか7000くらいのうちなら良いんですが、50万とか7000万とか溜まってしまうといわゆる癌や白血病、難病など重症なものに変化していってしまう。
同じ部分の痛みでもコリの蓄積量で症状と病の重さが変わる。
「呼吸が浅い」→「胸の詰まり・痛み」→「動悸」→「不整脈」→「パニック障害」→「狭心症」→「心筋梗塞」というように変化していきます。
なので病の重さ軽さという違いはあるけれども鍼の打ち方は一緒。(本数と深さは違います。)
だから今のうちに取ってしまったほうがいい。
繰り返しますが
「今は感じないから元気!」
「症状ないから私は大丈夫。」
じゃないんです。
奥に引っ込んでて“麻痺”してしまっているだけです。
(あるいは神様が「ずっと痛みや苦しさを感じているとかわいそう。」だから感じなくさせてくれているか・・・。)