《ヒザの痛みには「関節通し」の鍼が効く!》
アグラを書くと左の膝の内側が、そしてその状態で両膝を左右に倒しても痛い
と仰るМさん。
「痛みはどこに出てますか?」と聞くと
「この膝の関節の”奥”なんです。」とのお答え。
→どーも痛い部分がハッキリしないようです。
こういう場合、結構治るのに骨を折る場合が多い・・・。
基本的には痛みの出ている部分を引っ張っている硬結が足や腰のどこかにあるはず。
ただ今回は、発想を変えて竹村文近先生(タモリの治療していて「はり100本!」の著者)
の鍼灸テクニック「ヒザの関節通しの鍼」を行なってみました。
これはヒザの外または内側から関節裂隙(かんせつれつげき)という”関節のすき間”を
通していく鍼で、良く先生はこのうち方で未開の地の原住民の方々を歩けるように
していたそうです。(たった一回の治療で!)
うまく通すのには、かなりのテクニックが必要なのですが
慎重に注意深く鍼を進めていくと、何とか通った!
で抜鍼して
「どうですか?さきほどの痛みは?」と聞いてみると
「あ、痛くなくなりました。曲げても全く痛くない!」
うーん、こんな方法もあるんですね。
ヒザのように普段から体重がかかっている関節は間が”詰まって”
炎症を起こしている場合もある、からなのでしょうかね。
まー、無事治って良かった良かった!