《バネ指の患者さんへの鍼灸治療》
ゴルフを熱心に練習されるようになってから、腱鞘炎とバネ指に
悩まされていらっしゃるOさん。
ずーっと「痛い、痛い。」と言ってて、当院に通われている奥様に
「早く治療に行ってきなさいよ!」と言われ続けてから6カ月たって
ようやくご来院。
(男性の場合、結構、こーゆー方多いです。痛いのに行くのが嫌と言うか面倒なので
いよいよ限界になってから来る人。)
こじれちゃってますので、一筋縄ではいかない。
でもバネ指は、診察ポイントと施術ポイントが(私の中では)ハッキリしていて
キチンと通院さえして下されば、ほとんどの場合、日常生活に問題ないくらいまで
回復されます。
Oさんの場合は左手の薬指のバネ指だったのですが
多くの場合、この指の付け根の骨(ちょうどコブシの反対側。MP関節といいます。)
に圧痛があって、そのサイドの部分と一つ上の関節ににスジ状のコリがあります。
これが取れれば、あの「カクッ!」というバネ指特有の動きが無くなります。
施術ポイントは人に寄りますが多くは前腕と上腕の奥の筋肉の硬結です。
(まれに背中にポイントが現れる人もいますが。)
押して先程の筋が緩む部分に、鍼灸治療。
(あるいはいつもの整体器具で癒着をはがしても構いません。)
「おおーっ!さっきはこの辺まで曲げるだけでカクッとなっていたのに
今は、ここまで曲げても大丈夫だ。しかも音も小さくなっています。」
と喜んで頂けました。
良かった、良かった。