《正座するとヒザが痛い方の改善法》
「正座するとヒザのお皿の奥が痛い!」と仰るSさん。
階段を降りる時も、しゃがみでも大丈夫なのですが、ゆいいつ正座だけが出来ない。
これは鍼灸で大腿四頭筋という、太ももの前の筋肉の奥にある「中間広筋」という筋肉の
癒着をはがすと即座に可動性が良くなります。
ただ何年、何十年単位で硬くなっていらっしゃる方は、いきなりここを施術しても
良くなりません。
そこに関係する腸腰筋、あるいは後脛骨筋という、ふくらはぎの一番奥にある筋肉を
緩めなくては、鍼を打ってもお灸で温めてもビクともしないんですね。
今回のSさんの場合は、この腸腰筋に鍼を打ちながら正座
(出来ないので途中まで)
の動きを何回か繰り返して頂くと、どんどんと曲がる角度が深くなっていき
非常にご本人も驚いていらっしゃいました。
正座をキチンと出来るようになるには、あとは施術の「回数」です。
繰り返して鍼灸をそれらの必要な部分に行なって行けば、かなり年齢のいった方でも
座れるようになります。
70代の方でも諦めずに、できれば受けて頂きたいと思います。
(「変形があるから無理だー。」と言われた方でも、不思議とつくようになるんです。
もちろん全員ではありませんが。
でも試してみる価値はあると思いますよ。)