《子宮筋腫の手術後の傷跡の痛みと腰痛》
昨日、ギックリ腰でいらっしゃったМさん。
「特に腰に負担がかかる事は何もしていないのに。なったんです。冷房で冷えちゃったんでしょうか・・・?」
との事。
腰を反らせると、腰椎4番、5番あたりに詰まるような痛みと
立ち上がる時も骨盤のあたりが痛いようです。
急性のギックリ腰の場合、そのほとんどがお腹の奥にあるコアマッスルが原因。
中でも腰痛の実に90%に関わっていると整体業界の中では言われている大腰筋と言う筋肉が
硬直を起こして、そこに腰の筋肉が引っ張られて痛みを起こしている場合が非常に多いのです。
なので、いつも通りにお腹を触診すると・・・。
「痛い!」
「この、へその所が痛いんですか?そこまで強くは触っていないはずなのですが。」
「実はそこ、2カ月ほど前に子宮筋腫の手術を受けて、穴をあけて管を通した部分なんです。」
→うわー、そう言う事は先に行ってください!!
診るとお腹の左右の部分と下腹部の3点、それからへそ自体にも、うっすら傷跡があります。
でも「ここ、痛いですか?」
と触ってみても、へその部分以外の傷は痛くないとの事。
実は傷の痛み、ひきつれは全身の様々な痛みと直結するんですね。
痛みの出ている腰は、放っておいて、ここのお腹の部分を緩めます。
ただ押していたい部分は、直接アプローチできませんので(軽く触っても痛がりますので)
その筋膜ラインの反射ポイントを刺激します。
足の前後左右の筋膜の癒着を特殊整体道具で緩めた後に
手術後の傷跡部分(盛り上がっています。)へのアプローチ。
痛みが半分位取れてきたところで
腰を反らせてもらうと・・・。
「おおー、痛くない。」
傷跡って、これくらい痛み(動かしての痛みや運動器の痛み)に直結しているんですね。
この部分への治療は、ホント大事です。