《扇によるジェスチャーで!》
西洋の貴婦人たちが、昔から使っている「扇」。
最初は紙と木から作られたものが次第に
絹やレースを貼った洋扇に発展していって
象牙や、孔雀の羽根を用いた扇子など多くの種類が作られたそうです。
どころで皆さん、これを使って“相手に自分の思いを伝えるジェスチャーが
あるのをご存知ですか?
例えばですね・・・。
愛してます→「扇で口を隠して相手を見つめる。」あるいは「扇の上端で意中の男を指す。」
(ちなみに扇の下端で指すと、軽蔑を意味するそうです。)
あなたの愛を受け入れます。→扇を繰り返し開く。
あなたが信用できない→閉じた扇で鼻先に触れる。
左手でゆっくりと扇をたたむ。→私のところへおいでくださると嬉しい
左の耳に、開いた扇で触れる。→私たちを見ている人がいる
お尻を扇で叩く。→私の後について来なさい。
と、まあこんな感じです。
基本的に扇は女性が持つもの。
では男性はどうしたかと言いますと、相手の女性に「花束」を送って
その花の持つ”花言葉”で思いを伝えたのだそうです。
現代って、スマホなどで簡単に意思疎通が出来てしまいますが
昔のこういうのって情緒があって素敵ですよねー。