《暗い所で読書をすると目が悪くなるってホント?!》
これは実は医学的根拠は無いそうです。
近視は目の毛様体筋の緊張が度を越えて緊張し
固定されて元に戻らなくなる状態です。
確かに暗い所での作業は、明るい所で行うのに比べて
毛様体(目の筋肉のようなもの)の伸縮が強くなり目の負担は増加します。
しかしこの緊張も睡眠を取ったり目を休めれば、じきに緩んできます。
それよりも大事なの”距離”なんです。
レンズの構造上、近くを見る時にレンズの厚みは厚くなり
毛様体筋の緊張は増し、遠くを見る時はその逆。
だから暗い所でも距離を話して本を読んだりすればよいのですが
暗い所で距離を取ったら、モノなんてみえないですよね。
なら暗い部屋でテレビを遠くから見れば良いの?
と思うかもしれませんが、テレビやパソコンの画面からは
眼を非常に疲労させる作用のある「ブルーライト」が出ています。
とにかく近視を防ぐのに一番良いのは
「長時間、目の焦点の距離を一定にしない。」
という事です。
他の筋肉で例えると分かりやすいですが、椅子なんかに座っていても
長時間同じ姿勢だと、腰が固まって痛くなりますよね?
眼の筋肉も、それと同じです。
毛様体の緊張が固定化しないように
一定時間経つごとに、見るモノの距離を変えてあげる。
あるいは目の蒸しタオルなどで、温めて血行を良くして
目の周りの筋肉を緩めてあげるのが重要なのです。