《バレエと「ラセンの動き」!》
「ルルベ」の動きをする時に「足首から、外くるぶし、足の甲が痛い!」と仰るK村緑さん。
(ちなみにルルベと言うのは”両足つま先立ち”のようなポーズです。)
このつま先立ちになる時に、本当のバレエの動きと言うものは単純にパタンと足首を曲げる
というものじゃないそうです。
「はて?」
解剖学上、人間の足首の関節と言うものは
距腿関節(スネの骨と距骨の間)による「前後屈(背屈、底屈)」
そしてその下にある
距骨下関節(カカトの骨と距骨の間)による「左右の動き(回内・回外、つまりワイパーのような動き)」
しか、ないはず・・・。
(少なくとも、学校ではそう習います。)
と、この時
そー言えば、別のバレエをしている子が「足首をこういう風に動かしたいんです。」と言って見せてくれた”動き”を思い出しました。
バレエなので、もちろんつま先は外に向けてつま先立ちになるのですが、そんな直線的な単純な動きじゃない。
単なる”回旋”の動きでもない。
いわば・・・・。
らせん!!
そうなんです。
バレエは前後左右、どの向きに倒す場合も全て「長軸上」に伸ばしつつ倒すのが基本です。
でも実はそれに加えて”らせん状”にも動かしているんです。
メリットは色々あって、ここで一口には言えないのですが、例えば人間のDNAも「らせん」です。
つまりヒトには「ラセンの動き」を”美しい!”と感じてしまう本能がある。
(なんてったって”面白い”し・・・。ねー、K村さん?)
いやー、バレエって凄いなぁ。
T永先生も「バレエだけ”特別”な事してるって思わないで!」といつも仰っておりますが
人類不変の法則を彼女たちは学んでいるのかもしれませんねー。
→ちなみにこの方は、今年の8月に新宿の劇場で舞台(発表会)があるそうなので、是非とも観に行かせて頂きたいと思います!