皆さん、「鼻洗浄」ってやったことあります?
そうです!
鼻の穴に水を入れて、口から出したり(!!)左の鼻の穴から水を入れて、
右の鼻の穴から出したり(!?)する、うがいの方法ですよね。
これがですね~。
「鼻づまり・鼻炎」などの鼻の病気や、
なかなか治らない「喉の痛み」など「鼻やノドの疾患」に
非常~っに効果的なんです!
(それと、この時期に、はやる「風邪の予防」にも)
普通の「ノドうがい」も良いですが、さらにこれを加えれば、天下無敵!!
「苦しいんでしょ?」「難しそう…。」と敬遠される方も、多少の練習をして、
コツをつかめば大丈夫です。
一回覚えれば、まさに“一生もの”の鼻洗浄!
この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
《「鼻洗浄」のやり方》 |
☆まず初心者は、いきなり「水」でやらずに、体に優しい「ぬるま湯の食塩水」で行いましょう。 |
《鼻洗浄用の生理食塩水を作る》 | |||
食塩水は塩分0.9%という人間の血液・体液の浸透圧に近い濃度にしましょう。 これで行うと水分が鼻に入ったときの「ツーン」が緩和されます。 | |||
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分量は、「500mlのペットボトルに入れたぬるま湯」に対して「塩 4.5グラム」
→4.5グラムは「計量スプーンで小さじすりきり1杯」もしくは「ペットボトルのフタ内側の線のネジ部の凸部分一番上がギリギリ見えるくらいまで」です。 |
《鼻洗浄第1段階 (両鼻の穴から「ダー!」)アドバイス》 |
まず「初心者」は、お風呂に入った時などに、洗面器に食塩水を入れて行なってみてください。
まず片方の鼻を指でふさぎ、洗面器に入れた食塩水の中に顔を浸します。 |
《鼻洗浄第2段階 (反対側の鼻の穴から「ダー!」)》 |
第一段階を毎日行なって慣れてきたら、今度は反対側の鼻の穴から食塩水を出す訓練をしてみましょう。
食塩水を鼻から吸い込むところまでは同じです。 |
《鼻洗浄第3段階 (口から「ダー!」)》 |
食塩水を鼻からタップリと吸い込んだら「少し」上を向きます。(向きすぎると耳管に、水が入ってしまう危険性がありますので注意しましょう。) ↓ 鼻から食塩水がこぼれないように気をつけながら、「ア~。」と声を出すつもりで、口から息を吐いていると(「カー。」でも良いです。)鼻の奥から口の奥に“ドロリ”と食塩水が下りてきます。(ウヒョ~!) ↓ ある程度溜まったら「ペッ。」と吐き出します。(2段階目よりもこちらの方がやりやすいかも!) |
《鼻洗浄第4段階 (口から吸って鼻から「ダー!」)》 |
タイトル通りですが(笑)口から食塩水をいれて、うがいをした後、鼻から「ダー!」っと出します。 これは、かなり高等テクニックですが(私もできない)不可能ではありません。 昔、小学生くらいの時、給食の時間に牛乳を飲んでいる友達に向かって、ギャグやって笑わせたら 「鼻から牛乳!」ドバー!みたいな経験ありません?(僕だけかな~。) “アレ”です“アレ”!(笑)あれの応用ですよ~。 |
《鼻洗浄の注意点》 |
専門家の先生方による、鼻洗浄の注意点は以下になります。 (大事なので、しっかり読んでね!) |
・鼻洗浄は、鼻腔内を清浄化することで鼻粘膜および自然口の状態を改善するために行う。 ・副鼻腔内に洗浄液が達することはない。 ・鼻洗浄器を使用して鼻うがいをする場合、粘膜に与える影響を少なくするために、洗浄液は25度~30度の生理食塩水(0.9%の食塩水)を用いるのが望ましい。普通の水道水を使うと、浸透圧の関係で鼻粘膜に非常な悪影響を与える。これは水道水に含まれる残留塩素の影響を遙かに上回る。多少濃度が違っても、必ず食塩水を使うべきである。 ・洗浄は前屈みになって時々休憩しながら行い、片側の鼻穴から注入した液がもう一方の鼻穴から流れ出るようにする。洗浄管先端の方向は鼻の穴の向きに合わせる。 鼻底と平行にし、前方(鼻背)には傾けないこと。 ・水圧が高かったり、注入中に唾や洗浄液を飲み込もう(嚥下運動)とすると、開いた耳管に洗浄液が入り中耳炎などの原因になることがある。 ・洗浄終了後は、前屈みのまま頭を左右に傾け、鼻腔内に残っている洗浄液を鼻から排出すること。鼻腔内に洗浄液が残っている状態で鼻をかむと、中耳炎の原因になる。 ・鼻や喉に急性炎症がある時、鼻洗浄は中止する。 |
《鼻洗浄を行う時のオススメ道具》 | |||
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・ハナクリーンEXはポンプで、ハナクリーンSは手動でボトルを押して水圧を上げる仕組みになっています。 ネティポットは、ヨガの鼻洗浄で使う道具で、先端を鼻の穴に当てて流し込むようになっています。鼻洗浄は最初のうち、なかなかコツがわからないと思います。しかも、気を付けて行わないと気管に水が流れ込んでむせてしまったり、顔を下に向けていると水は引力によって口の方に落ちてきます。 なれないうちは、下を向いたままやり,その後も顔を起こさないで下を向いたままにして、水が出てきたら軽く鼻をかむようにすると安全です。繰り返して言いますが、洗浄をしている時に「唾を飲み込む」のは中耳炎の原因になりますので、絶対に避けてください。 できるようになるまで、練習もある程度必要ですし大変ですが、うまくやれるようになると非常にスッキリしますし毎日が快適に過ごせます。 「メリット一杯」の、この“鼻の洗浄”! |
この機会に是非マスターしてみませんか?