そもそも、コリや痛みの原因は?
“コリ”とは一体なんでしょうか?
当院では「コリは筋肉を包む膜、つまり筋膜が炎症を起こして、からんでいる状態」であり、「体の歪みの80%はコリによって、骨が引っ張られて起こっている」と捉えています。
そして残りの20%が「骨の自体の関節の滑りの悪さが原因」と考えています。
では、このメカニズムについて、ご説明したいと思います。
筋膜の癒着(ゆちゃく)とは?
まず、体のアンバランスな使い方、疲労、悪い姿勢などの原因によって筋肉が炎症を起こします。
筋肉が炎症を起こすと、その表面を包んでいる“筋膜”の表面がベタベタして滑りが悪くなります。
筋膜の滑りが悪くなると、お互いにからまって、ちょうど糸のからんだボールのようになります。これが“コリ”です。
(中の筋肉が硬くなっているわけではありません。ただこの状態が長期間続くと、筋肉自体も劣化してくるという説もあります。)
“筋肉の繊維がからまっている状態”なので“揉んでも治る”はずはありません。(マッサージなどに行って、グリグリ揉んでもらっても実は“緩んでいる”のではなくて、筋肉の張力が無くなって、グッタリした状態になっているだけです。ですから1~2日もすれば簡単に元にもどってしまうのです。)
では、どうすれば良いのでしょうか?
からんでいるので、“繊維を引っ張ってはがす”か、もしくはツボなどの神経の反射を起こすポイントを刺激して“反射を使って緩める”事が必要になります。
そこで当院では独自の治療法である“スライドマッサージ”によって「筋膜のからまり」(これを“筋膜の癒着〔癒着〕”といいます。)をはがしたり、 神経反射を起こす反応ポイントを刺激してコリを取り去るわけです。