産後・子育て期のアドバイス
産後のお体で一番重要なのは、何と言っても「開いてしまった骨盤の引き締め」です!
整体の世界では、骨盤は収縮と拡張、つまり”開いたり閉じたり”しているのですが、人生最大に骨盤が開く時が、いわゆる「出産」の時です。
昔の日本人は、出産直前まで畑仕事をしていて、陣痛を感じていよいよという時になって家に戻って出産をしたというくらい、骨盤の力が強かったのですが(生理期間も、わずか4日ほどだったそうです。)現代人は、その生活様式からかなり全身の筋肉が弱体化していて(和式トイレなんて、もう数えるほどしかないですものね。あれは下半身の出産に必要な筋肉を鍛えるのに最適なのですが・・。)自力で、再び骨盤をまた元の状態に戻すのが非常に難しくなっているのです。
そこで重要になってくるのが「産後の骨盤の引き締め」です。
「私のお母さんも、おばあちゃんも”産後の骨盤矯正”なんて、やらなかったけど別に何ともなかったよ~。」と仰る方もいますが、とんでもないです。
よくプールやスパ、銭湯などで「お尻が四角くなってしまったオバちゃん!」って見た事ありませんか?
あれが”開いたまま固まってしまった骨盤”の典型です。(もちろん、もともと太っている人は除いてですよ~。)
さらにああいった骨盤ですと、普段のホルモンバランスが悪くなりやすいので、いつも疲れた状態になりますし精神状態もイライラしやすくなってしまいます。(些細な事が許せなくなって、イラついてしまう。)
今は何ともなくても、いずれ迎える「更年期」での症状が一気にドッと出る事にもつながります。(高齢者の尿漏れも、開いたまま固まってしまった骨盤が理由の1つであると整体の世界では考えています。)
また「骨盤→肩甲骨→頭蓋骨」は人体にとって、電気の配電盤のようなものでお互いに対応し合っているため肩甲骨の動きにも関連しており、母乳の出具合が悪くなってしまう事にも関係してきます。(これは西洋医学には無い、整体独自の捉え方です。)
当院では、骨盤位と立位での股関節や骨盤のポイントでの周径をメジャーで測りながら「数値」として出していきながら施術を勧めていきますので「せっかく産後の骨盤の引き締めを受けたのに、自分では締まったかどうか分からなーい。」という心配がありません。
施術期間は2週間に1度で2カ月ほどで終わります。
「子育てで忙しくてそんなヒマなーい!」なんでおっしゃらずに、2週間に一度、たった小一時間ほど赤ちゃんを旦那さんあるいはご両親にお預けになって、是非ともこの期間だけでも、将来の事を考えて”産後の骨盤の引き締め矯正”を受けて頂きたいと存します!